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CASE 01

第1号案件として
上場会社(スタンダード市場)の
フィル・カンパニーへ資本参画。
『天日干し経営』を促進

株式会社フィル・カンパニーは、「Phil=共存共栄」を企業理念として、駐車場を活用した空中店舗『フィル・パーク』、ガレージ付賃貸住宅『プレミアガレージハウス』等の空間ソリューション事業(Space On Demand)を行う企業。
日本各地に点在する駐車場の上空や、狭小地や変形地などの地域の未活用地(街のスキマ)にこそ、地域課題と、解決できたとき価値が眠っている。そのスキマに、街のニーズに合う建設物を構築することで、人流が創出され、街もテナントも土地オーナーもニーズが満たされる。
そんな同社事業が大きく発展することで地域社会及び経済の活性化に大きく貢献できる。

フィルカンパニー久屋大通

hands-on

当社の出資はもちろん資金だけではありません。

ONGAESHI Holdingsはその理念に基づき、

フィル・カンパニーと共に会社を発展させるべく、

天日干し経営のメソッドの注入をはじめ「人間力」人材も投入することで

成長の加速に深くコミットしております。​

外山晋吾

外山晋吾が
フィル・カンパニー
代表取締役社長に就任

フィルカンパニーの代表取締役社長に就任し、経営のトップとして新たなステージに挑んでいます。以前から資本提携先として副社長に就任し、ほぼ常駐の形で新規事業、マーケティング、人事を管轄してきましたが、今後は「まちのスキマを創造で満たす。」というパーパスの実現に向け、さらに責任ある立場で取り組んでまいります。

まず注力したのは、経営意思決定の「高速化」と「質の向上」です。会議体の設計や論点の明確化を進めることで、数ヶ月で社内に良い変化が生まれているのを実感しています。成長のドライバーを的確に見極め、アクションを加速させる一方、将来のボトルネックをあらかじめ想定し、先手を打って解消しておくことが、経営改革の成功確率を高める鍵だと考えています。

具体的には、マーケティングでは請負案件のWeb経由での問い合わせ数増加に取り組み、新規事業では単発のプロジェクトにとどまらず、地域自治体との連携を模索。自社単独では提供できない商品やサービスは、積極的に外部との提携を進めています。

私自身、2〜3ヶ月企業に深く関われば、経営課題はかなり見えてきます。業績が伸びない、利益が上がらない、社員定着率が低い——その背景には必ず原因があり、それを一つずつ特定し、現場の皆さんと共に解決していくことが我々のスタイルです。

中でも大切にしているのが、「自己決定感」の醸成です。これは私たちが掲げる“天日干し経営”のコアにも通じる概念です。経営陣と社員が感性や意見を率直に交わせる開かれた場をつくることで、組織内に眠っていた知恵や熱意が自然と動き出し、多くの課題が自律的に解決されていきます。

フィルカンパニーはこれからも、「空中店舗」や「ガレージ付賃貸住宅」といった物理的空間にとどまらず、空き家・空き地の活用、防災といった地域課題にも挑戦し、まちと人々の未来に価値と明かりを灯す存在であり続けます。

家本政明

家本政明が
フィル・カンパニー
経営改革推進特命部長に就任

ONGAESHI Holdingsからの出向により、フィル・カンパニーの経営改革推進特命部長に就任し、新設した広報部門の体制構築、不動産オーナー様およびテナントオーナー様との信頼関係の構築、社内エンゲージメントの向上といった多岐にわたる取り組みを推進しています。広報部門では、単なる情報発信にとどまらず、社内外の認識を統一する戦略的なコミュニケーション設計に注力し、企業の価値を正しく魅力的に伝える基盤づくりを進めています。

改革を進めるうえで特に大切にしているのは、組織や個人がビジョンや目的を明確に持ち、それを実現するために多様な価値観や文化、相手の立場を尊重しながら、共通のゴールに向かって周囲を巻き込み、前向きに進む姿勢です。困難に直面しても諦めず、一歩ずつ着実に進んでいくことが、成功への鍵だと考えています。

なかでも「コミュニケーション」は、変革の成否を大きく左右する重要な要素です。トップダウンだけでなく、現場の声に耳を傾け、共感と信頼を醸成することで、組織全体が同じ方向を向いて動く力が生まれます。

ビジネスとスポーツは一見異なる領域に見えますが、本質的には共通点が多くあります。個人の成長がチーム力を高め、チームの進化が組織の持続的な成長につながる。その循環によって多くの人を笑顔にし、社会全体を豊かにしていくことができます。

フィル・カンパニーが掲げる「Phil=共存共栄」という理念は、この考え方を体現するものです。ここにONGAESHIの「天日干し経営」のミッションが融合することで、社員一人ひとりの成長と企業全体の進化が加速し、地域やまち、さらには社会全体の発展にもつながると信じています。

その成果はまだ道半ばですが、現場の空気や人の変化、関係者からの反応など、少しずつ前向きな兆しが現れ始めているのを実感しています。

ポストイット

フィルカンパニー
で導入された
​天日干し施策

天日干し経営は、ONGAESHI Holdingsが企業の成長を持続的に加速させるための根本的な思想です。単なる経営手法や制度設計にとどまらず、人と組織の関係性を見直すアプローチであり、経営陣と社員、株主、取引先、地域社会など多様なステークホルダーの間で、意見や考え、感性や価値観を交換・共有・理解する「開かれた場」を意図的に設けていくことを重視しています。

この考え方は、企業が外部環境に適応しながら、内側からも変革を起こすために不可欠な「透明性」と「自律性」を育てる土壌です。実践の場としては、階層や部門を超えた会議体の設計、社長との定期的な対話、360度評価制度、上司との1on1面談などが挙げられます。さらに、記者会見やプレス対応を通じた社外への情報発信、社内における情報開示の拡大、評価や採用基準の明示といった取り組みも、すべて天日干し経営の延長線上にあります。

フィルカンパニーでは、この思想を日常的に組織に浸透させるための新たな試みとして、ポッドキャストの活用を進めています。経営トップ自らが「フィルカンパニーの創業ストーリー」や「共につくる未来のビジョン」などを語りかける形式で、社員との心理的距離を縮める役割を果たしています。

また、「フィルトーク」と名付けた取り組みでは、普段あまり交流のない社員同士が車座になり、紅茶とお菓子を囲みながら自己紹介シートを用いて付箋をホワイトボードに貼り、趣味や価値観、業務の悩みなどを語り合います。こうした場の積み重ねにより、心理的安全性と共感の文化が育まれ、社員一人ひとりの信頼関係と主体性が引き出されることで、組織全体の推進力につながっています。

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